プロジェクト紹介

シロチドリ繁殖状況調査


もし巣を見つけたら


警戒している場所は避ける
 4月から7月頃まで砂浜や河口、河川敷などでシロチドリは営巣しています。
 通常彼らは、近づいてくる人や動物に気づくと鳴き声を上げて飛びまわり、注意を巣(ヒナ)から逸らそうとします。時には傷ついたフリ(偽傷:Broken Wing Display)をして、敵とみなされたアナタから巣を守ろうとします。
 そのような行動を見たときは、回れ右、もしくは迂回してくだされば幸いです。

それでも巣を目にしてしまった
 地上営巣するシロチドリやコアジサシなどの巣は、特に巣の形がないので気づかれません。しかし、開けたところにあるので散策している時に、偶然、目にとまる場合もあります。

 そんなときは慌てず営巣環境の調査に協力いただければ幸いです。
 写真を1枚撮っていただくだけです。

 巣から2m離れ、目の高さ(1.5m)の位置から巣を中心に捉えて写真をお撮りください。だいたい巣の周辺1.5mほどの範囲が写って入ればOKです。撮影された写真を撮影日、場所を添えて報告してください。携帯カメラでも十分です。
 我々は、多くのシロチドリの営巣環境を収集して調べており、シロチドリが好きな環境の分析資料として有効に活用させて頂きます。

 短時間での発見は難しく、巣の探索は推奨しません。
 巣の周辺にとどまるのは20分程度にして、写真撮影後はそっとその場所から離れてください。
 また犬と一緒に散歩しているときは、調査はあきらめてリードを離さず素早くその場所を通過してください。

撮影例



シロチドリの巣と卵

◯大きさ 長径32mm×短径23mmでいわゆる卵型です。3卵であることが多いです。
◯模様は、やや茶色系の灰色地に黒の墨流し紋様

◯巣は、砂地の上、礫の間、ブロックの上などに作られます。小さな草の陰やゴミの傍らに作ることもあります。
◯巣材は使われてないことが多いですが、小石や貝殻が敷かれている場合もあります。

◯特徴として巣の中に半分以上埋まっていることがあります。


◯コアジサシやコチドリも似た巣ですが、不明な場合は卵の模様が分かる写真があると判別できます。

コアジサシ(灰色地に茶色や薄い灰色斑紋)


コチドリ(灰褐色地に小さくこげ茶の斑点)


-ご連絡いただきたい事項-
◯ 観察者:ご氏名
◯ 連絡先:住所/e-mail/Tel/Fax
◯ 観察年月日:
◯ 観察場所(市町村名、地名、地番):◯◯浜、△△海岸、経緯度はわかれば。
◯ 環境:砂浜、河川敷など
◯ 写真は添付ファイルなどでお送りください。

連絡先
   バードリサーチ 守屋年史
 E-mail:moriya☆bird-research.jp (メール送信の際は☆を小文字の@に変えてください)


お問い合わせ先


 シロチドリ調査についてのご質問は、バードリサーチの守屋
)へお問い合わせ下さい。