シロチドリ繁殖調査の方法
○シロチドリ繁殖調査の方法(休止中)
前回までの生息状況調査では各地から情報が寄せられました。ありがとうございます。寄せられた情報や文献調査から、海岸部や河川、また人工海浜などに全国的に分布していることがわかりました。
今回は一歩進めて、生息密度・繁殖環境の調査も含めた繁殖状況調査を行いたいと考えています。
ぜひご協力いただければ幸いです。結果は、下部にある情報送信フォームよりお送りください。
○シロチドリ繁殖状況調査の方法 |
調査時期 |
5~7月頃 シロチドリの繁殖期で渡りの個体があまり混ざらない時期 |
調査方法 |
1.調査地の砂地の広さを調べます。
◯例えば砂浜では
砂浜を調査した距離
✕
砂浜の幅
満潮時の汀(漂流物が打ち上がったりしています)から砂浜の端(堤防や砂防林)まで。
※距離を測るには、歩幅を事前に測っておくと便利です。
※川から川など、空中写真で確認できる目印を選んでおくと、後から地図からも測れます
2.調査地を歩き、シロチドリの成鳥オス・成鳥メス数を数えます。
オスは額の上が黒く、後頭部が橙色です。
幼鳥はメスに似ていますが、より褐色で羽にバフ色のウロコ模様があります。
生息状況(つがいでいた・卵・ヒナがいた・幼鳥がいた・シロチドリがいなかった)も確認します。
3.もし、卵やヒナがいたら周辺の簡単な繁殖環境を調べます(1ヶ所)。
植生(密生している・半分ほどある・まばら・ない)
土質(砂のみ・砂に小石が混じる・小石のみ・その他)
4.調査のために砂浜を歩いたがシロチドリがいなかった場合も、調査地の広さを報告してください。
(どんなところにシロチドリがいなかったかのデータになります。)
5.人の活動の場と重なることもあります。
調査中に出会った人の数・何をしていましたか?
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野外調査時にご利用ください。 |
なお、シロチドリの繁殖を邪魔しないように、長時間、営巣地周辺にとどまることは避けてください。
シロチドリ類調査の一部は、コンサベーションアライアンスジャパンから2016年に助成を受けています。
お問い合わせ先
シロチドリ調査についてのご質問は、バードリサーチの守屋
()へお問い合わせ下さい。