事務局員
代表 植田睦之
日本野鳥の会で12年研究員を務めたのち、バードリサーチを立ち上げました。大学生時代にツミの生態研究をはじめたのが最初の研究で(今も継続しています)、その後、希少鳥類の生態調査や渡り鳥の衛星追跡、オオワシの個体群動態の研究、鳥類の分布と生息環境の関係の解析などをしてきました。
バードリサーチでは、皆さんとともに鳥の分布の調査をして、環境の変化の関係の解析をさらに進めるとともに、研究誌の編集をしていきたいと思います。
最近の論文リスト


研究員 高木憲太郎
高3の時にカラスの逞しさと奥深さに惹かれて、“動物の行動や生態がどのように進化してきたのか?”ということに興味を持ち、大学院ではハシボソガラスの採食行動を研究しました。その後は、日本野鳥の会に就職し、カワウの保護管理や衛星追跡などの調査に取り組んできました。そして、今年。他の2人と一緒にバードリサーチを立ち上げることにしました。
バードリサーチでは、皆さんの調査のお役に立てる情報を提供し、皆さんと一緒に鳥類の調査研究やその面白さを伝える活動をしていきたいと思います。



研究員 加藤ななえ
趣味で始めたバードウォッチング歴は、それなりに長いのですが、テーマを持って本格的に調査研究を始めたのは、1995年夏にカワウの美しさと力強さに魅せられてからです。専門的に鳥類学を勉強してきていません。ただ、ひたすら観察して記録をとり、そこからどんどんわいてくる「なぜ?」を解明すべく、試行錯誤している状態です。
その意味では、私と同じアマチュア研究者の良き理解者となる可能性を秘めていると自認しています。
お世話もします。お世話になります。



研究員 神山和夫
調査活動から日ごろのバードウオッチングまで、いろいろな機会に野鳥の記録が取られていますが、これらを整理して蓄積していくための方法については、いままであまり取り組みが行われてきませんでした。長年の観察記録が山積みになって整理に困っておられる方は、バードリサーチが提供しているフィールドノートというWebデータベースを使ってみませんか?
データベース開発のほか、ツバメかんさつ全国ネットワークやモニタリングサイト1000を担当しています。
ツバメブログというのを書いていますので、暇つぶしにお読み下さい。



研究員 平野敏明
生来の出不精からかそれとも学生時代にのめり込んだセグロセキレイのせいなのか、もっぱら身近な鳥たちを観察しています。特に、生息環境と鳥とのかかわりに興味を持ち、アマチュアの立場で調査を行なっています。ここ10数年はツミやチュウヒ類、サシバの生息状況や環境利用を調べるかたわら、かつて栃木県に普通に生息していたオオジシギやヒクイナ、ホオアカなどの生息状況の変化を調べています。4、5年前から英国のBTOの会員になり、その活動内容をうらやましく思っていた矢先、バードリサーチの話があり、仲間に加えていただきました。めざすは、スズメをレッドデータブックに載せること??



研究員 守屋年史
大学での専攻は昆虫だったのですが、学生時代はトカラ列島など南九州で渡り鳥をよく観察していました。大学院の修士課程を修了した後、関西の建設コンサルタント会社に9年間在籍し、主に開発事業で問題となるクマタカ、オオタカ等の影響評価や保全計画の策定などに関わっていました。
 自然とうまく折り合って生活するためには、身近な自然への理解と関心が必要なのだと感じています。鳥を観察した時の発見や感動を伝えて、自然への関心を高めてもらえるように活動していきたいと思います。



研究員 天野一葉
小さい頃から星空を眺めるのが好きでしたが、高校生の頃より環境問題に興味を持ち始め、大学院では外来種であるソウシチョウと在来鳥類との関係を主に調べました。また傍らで、干潟の鳥であるツクシガモやズグロカモメ、協同繁殖(親以外の個体が子育てを手伝う)を行うマダガスカルのオオハシモズ類やオーストラリアのゴウシュウマルハシ類の生態調査にも関わることができました。その後、WWFにてシギ・チドリ類とその生息地の保護のためのモニタリング調査やシギ・チドリネットワーク活動のサポートを行いました。今後も国内外のいろいろな人たちと協力して、鳥類とその生息地の保護に貢献できるような活動に関わっていきたいと思っています。



研究員 黒沢令子
東京の郊外生まれ。仕事で都心に暮らすうちに、東京の砂漠状態に「これでいいのか?!」と疑問がわく。幼い頃に自然を愛する目を養ってくれた小鳥達のことを思い出し、もっと彼らを知りたい、近づきたいと思ううちに研究者の道へ転向。大学院では、どの鳥はどこにすんでいて、なぜその群集として共存できるのか?という環境利用と多様性をテーマにした。興味のある鳥は順に、カラス、スズメ、ハヤブサ。翻訳書「よみがえった野鳥の楽園(1995)」、「フィンチの嘴(共訳)(2001)」、「鳥達に明日はあるか(2003)」、「鳥の起源と進化(2004)」など。


研究員 本山裕樹
学生時代に福島県でのニホンザル調査に参加し、そこで出会った「雪山の中のサル」に魅了されました。卒業後は福島県に移住し、ニホンザルやツキノワグマなど農作物に被害を出す哺乳類と、それと闘う人々と深く関わってきました。
バードリサーチでは、カワウやカラスなど、人間との間に軋轢が生じている鳥たちのために、今まで得た保護管理の知識や知恵を役立てたいと思っています。




嘱託研究員
嘱託研究員 大畑孝二
日本野鳥の会のレンジャーとして、ウトナイ湖サンクチュアリ、石川県加賀市片野鴨池を経て、現在豊田市自然観察の森に勤務しています。ウトナイにいた頃は、オオジシギのバンディングなど、片野鴨池では、カムチャツカでのヒシクイの標識調査の手伝いや鴨池でカモ類の調査をしていました。カモ類保護のための冬期湛水水田にも農家の方と取り組んでいました。豊田市自然観察の森は、非常に狭い水田しかありませんが今後も取り組んでいきたいテーマです。現在は、里山環境にいますので、雑木林の野鳥も観察していきたいと思っています。バードリサーチの行なう調査に、豊田周辺を中心に協力していきたいと思います。



嘱託研究員 田尻(山本)浩伸
日本野鳥の会のレンジャーとして、石川県加賀市の鴨池観察館に勤務しています。数年前の冬の夕方、鴨池上空を飛ぶ雲のような鳥の群を観察し、「あれは一体何だ?」と思ったのがトモエガモとの出会いでした。以降、トモエガモを中心に、カモの保全に役に立つ(と、自分では思っている)調査を続けています。ですが、ここ数年鴨池に飛来するトモエガモの数が少なく、ボランティアのおじさんに「発信器なんかつけたからや〜」とからかわれてます。バードリサーチでは、そろそろまじめにカワウの勉強して、カワウをはじめとする石川県の鳥類の生息状況調査に協力しようかなー、と思っています。



嘱託研究員 野村浩子
大学1年のときに北海道の天売島に行って以来、波間に浮かぶその姿から海鳥にはまり、ウトウの巣立ちをテーマに研究していました。ウトウをはじめ、ウミスズメ科の鳥は巣立ったときの体重や日齢がヒナによって大きく異なることが知られています。陸の鳥に比べると、だいぶ大雑把というか融通がきくというか、とにかくフレキシブルで、そこが彼らの魅力のひとつだと感じています。



嘱託研究員 濱外晴美
現在、葛西臨海水族園でエトピリカの繁殖生態を研究中。エトピリカについてはまだ知られていないことが多いため、繁殖生態の他にも、様々な項目について調べたいと思っています。また、エトピリカや彼らが絶滅に瀕することなく生きていける環境とはどんなものかを探ってみたい。集まったデータから、「エトピリカの殖やし方」(!?)みたいなものができたらなぁ♪ 研究だけではなく、あまり知られていない「エトピリカ」について、国内での危機的状況の周知や知名度の向上などの普及にも貢献したいと思います。



嘱託研究員 福田佳弘
大阪府大阪市生まれ。高校 1年生から日本野鳥の会・大阪支部に入会し、探鳥会に参加していました。大学生になってからは、ウトナイ湖サンクチュアリのボランティアとして活動をし、卒業後、88年から3年間日本野鳥の会レンジャーとして、Keep清里サンクチュアリ・石川県加賀市鴨池観察館・東京港野鳥公園に勤務しました。退団後、1991年から96年まで天売島でウミラスを中心に海鳥調査と小鳥類とウトウ・ウミネコ・オオセグロカモメのバンディングを行ない、1997年から知床のウトロに移住しマダラウミスズメとケイマフリの調査を行なっています。2003年からは北方領土ビザなし専門家訪問団の一員として択捉島・国後島・色丹島で海鳥の調査を行ないました。バードリサーチと協力して海鳥の保護が少しでも進められればと思っています。