プロジェクト紹介

季節前線シギチドリ


対象とするシギチドリ


今回の調査ではキョウジョシギ、トウネン、キアシシギ、アオアシシギ、チュウシャクシギ、メ ダイチドリ、ムナグロ、オオソリハシシギの初認日を報告してもらいます。


キョウジョシギ


(春の初認日を記録します)
 春と秋に日本を通過する渡り鳥。全長約22cm。ムクドリくらいの大きさ。ユーラシア・北米の極北沿岸地域で繁殖し、南アジア、オセアニア、アフリカ、中南米、ヨーロッパの一部に渡り冬を過ごす。南西諸島では越冬する。全国の海岸、干潟、河川、水田などに渡来する。太く短い嘴で、小石などを返して餌をとる。
 横に長い体型をしている。嘴は黒色。脚は朱色で比較的短い。背中は赤褐色と黒色。胸は黒色。腹部は白色。雄の頭は白地に黒のクマドリ模様。雌は頭頂部が茶色になる。 動画

□似た鳥(キョウジョシギと違う点)
オバシギ:シルエットが良く似るが、ふた回り大きく、脚は黒色。
ミユビシギ:体型はやや縦長。胸は赤褐色。脚は黒色でより長い。


トウネン


(春の初認日を記録します)
 春と秋に日本を通過する渡り鳥。全長約15cm。スズメくらいの大きさ。アラスカ北西部、シベリア北部極北沿岸地域で繁殖し、東南アジア・オーストラリアに渡り冬を過ごす。九州以南では越冬することもある。全国の干潟、河川、湿地、水田などに渡来する。
 横に長い体型をしている。嘴、脚は黒色で、比較的短い。春に見られる繁殖羽は、頭、胸、背中は赤褐色。腹部は白色。 動画

□似た鳥(トウネンと違う点)
オジロトウネン:体型、大きさともよく似てるが、脚が黄緑色。
ヒバリシギ:体型はやや縦長。目の上の眉班が明瞭。脚が黄緑色で長い。


キアシシギ


(春の初認日を記録します)
 春と秋に日本を通過する渡り鳥。全長約24cm。ムクドリくらいの大きさ。カムチャッカ半島・ロシア極東部地域で繁殖し、東南アジア・オセアニアに渡り冬を過ごす。南西諸島では越冬する。全国の海岸、干潟、河川、湿地、水田などに広く渡来する。
 横に長い体型をしている。嘴は真っ直ぐ、黒色で基部は黄色くなる。脚は黄色。目の下を黒い線が通る。ピュイー、ピピピと鳴く。春に見られる繁殖羽では、脇と腹に波状の模様がある。背中は灰色。 動画

□似た鳥(キアシシギと違う点)
ソリハシシギ:体型は、よく似るがひと回り小さい。嘴が上に反っている。脚は橙色。


アオアシシギ


(春の初認日・越冬状況を記録します)
 春と秋に日本を通過する渡り鳥。全長約35cm。ハトくらいの大きさ。ユーラシア大陸中緯度地域で繁殖し、南アジア、オセアニア、アフリカに渡り冬を過ごす。九州以南では越冬することもある。全国の干潟、河川、湿地、水田などに渡来する。
 足が長く、縦長の体型をしている。嘴はやや上に反り、黒色で基部が淡黄色。脚は長く淡い青色だが、より黄色いものもいる。飛ぶと尾から背にかけて白色のスリットが見える。チョーチョーチョーと鳴く。春に見られる繁殖羽は、頭、胸に細く黒い縦斑がある。背は灰青色地に黒斑が入る。腹部は白色。 動画

□似た鳥(アオアシシギと違う点)
コアオアシシギ:体型はよく似てるが、ひと回り小さい。嘴は真っ直ぐでより細い。


チュウシャクシギ


(春の初認日を記録します)
 春と秋に日本を通過する渡り鳥だが、春に多い。全長約42cm。ハトくらいの大きさ、北米・ユーラシア北部地域で繁殖し、南アジア、オセアニア、アフリカ、中南米の沿岸に渡り冬を過ごす。南西諸島では越冬するものもある。全国の海岸、干潟、河川、湿地、農耕地などに渡来する。
 比較的大型で足が長い。嘴は下に曲がり、黒く基部は薄赤色。頭頂に白い線、その両側に褐色の線がある。全身に黒い縦斑に淡褐色の羽縁。飛ぶと背から腰に白色のスリットが見える。ピピピピピと鳴く。 動画

□似た鳥(チュウシャクシギと違う点)
ダイシャクシギ:より大型で、嘴も長く、頭長の2倍以上。腹部、腰が白い。
ホウロクシギ:より大型で、嘴も長く、頭長の2倍以上。腰が薄い褐色。


メダイチドリ


(春の初認日を記録します)
 春と秋に日本を通過する渡り鳥、一部冬鳥。全長約20cm。モズくらいの大きさ。チェコト半島、カムチャッカ、チベットで繁殖し、南アジア、オセアニア、アフリカ東部沿岸に渡り冬を過ごす。関東以西では越冬するものもいる。全国の干潟、砂浜、湿地、水田などに渡来する。
 縦長い体型をしている。嘴は黒色で太く短い。足は長く、暗めの黄緑色。立ち止まり急に走りだして餌を捕らえる。春に見られる繁殖羽は、頭頂から首、胸、前腹にかけて赤燈色。喉と額は白く、目の周りは黒色。背中は灰褐色。腹部は白色。 動画

□似た鳥(メダイチドリと違う点)
オオメダイチドリ:よく似てるが、ひと回り大きい。嘴がやや長い。脚も長く、飛ぶと尾羽を超えて見える。
シロチドリ:ひと回り小さい。胸は赤くならない。飛ぶと白い翼帯が見える。

          
          
          

ムナグロ


(春の初認日を記録します)
 春と秋に日本を通過する渡り鳥、一部冬鳥。全長約24cm。ムクドリくらいの大きさ。シベリア、ロシア東北部沿岸、アラスカで繁殖し、南アジア、東南アジア、オセアニア 沿岸に渡り冬を過ごす。南西諸島では越冬する。全国の干潟、農耕地、草地など比較的乾燥した場所に渡来する。
 縦長い体型をしている。嘴は黒色で太く短い。足は長く、黒色。春に見られる繁殖羽は、顔から腹にかけて黒色、頭頂から背にかけて、黒地に黄色、白色斑がある。額から首、脇の両側に白い線がある。 動画

□似た鳥(ムナグロと違う点)
ダイゼン:大きさ形態ともよく似てるが、やや大きい。飛ぶと腋羽が黒色。黄色斑はない。


          
          

オオソリハシシギ


(春の初認日を記録します)
 春と秋に日本を通過する渡り鳥。全長約40cm。ハトくらいの大きさ。ユーラシア大陸北部沿岸、アラスカ西部で繁殖し、南アジア、東南アジア、オセアニア、アフリカ、ヨーロッパ沿岸に渡り冬を過ごす。全国の干潟、砂浜などの沿岸部に渡来する。
 脚と嘴が長い。嘴は長く上に反っている。足は長く、黒色。飛翔時に尾は白黒の縞模様に見える。春に見られるオスの繁殖羽は、顔から腹にかけて赤褐色、背は黒褐色に赤褐・白色斑がある。メスはオスに比べて白っぽい。 動画

□似た鳥(オオソリハシシギと違う点)
オグロシギ:大きさ形態ともよく似てるが、嘴はまっすぐ。飛翔時には、白い翼帯が目立ち、尾は先端が黒く見え、腰が白い。


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