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宮城ハクチョウ調査

  宮城ハクチョウ調査 説明会(仙台市)のお知らせ

 宮城県は国内最大のハクチョウ類の越冬地の1つです。冬季には鳴瀬川や北上川及び周辺だけでも1万羽以上がねぐらとして利用しています。ハクチョウ類の越冬数を把握するため、鳴瀬川水系を中心にハクチョウ類のねぐら調査を実施します。調査は日の出前から飛び立ちまでの間に、ねぐらにいるハクチョウ類の種と数を記録していきます(詳しくはこちら)。
 本調査は2019年1月にも民間企業の株式会社エイジスと共に調査を実施しましたが、2020年は現地のボランティア調査員の皆さんにもご参加頂き、さらに調査範囲を拡大したいと考えています。この調査の説明会・講演会を開催しますので、ご興味のある方はぜひお越し下さい。当日は宮城ハクチョウ調査についての説明とハクチョウ類に関する講演を行います。

日時と場所

 【日時】 2019/12/21(土)
 【場所】 
ダイアパレス仙台中央418号室
宮城県仙台市青葉区五橋1−1−58 
MAP
JR仙台駅あるいは仙台市地下鉄・仙台駅 南2番出口より徒歩5分
【参加費】 無料(定員30名 定員に達した場合は募集を終了とします)

プログラム


  13:30 開場
  14:00~14:30 調査概要
    ・「ハクチョウ類にとっての宮城県」 佐藤望 バードリサーチ
    ・調査方法
  14:30~16:00 ハクチョウ類講演
    ・「オオハクチョウの渡りと越冬生態」 嶋田哲郎(公財)宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団
    ・「宮城県のオオハクチョウ、コハクチョウの分布(仮)」平泉秀樹 日本雁を保護する会
閉会後に仙台駅周辺で懇親会を開催します。

お申込み

こちらのフォームから参加をお申し込み下さい。




以下、各講演の要旨です。

「ハクチョウ類にとっての宮城県」 佐藤望
宮城県は国内のガンカモ類の最大の越冬地となっていて、2019年1月のガンカモ類の生息調査(暫定値)では、30万羽以上が記録されています。そのうち、ハクチョウ類は1.5万羽程度でした。日本を含めた東アジアで越冬している個体群の推定個体数はオオハクチョウが6万羽、コハクチョウが10万羽なので、両種にとって宮城県は主要な越冬地と言えます。今回は国内外のカウント調査結果を元に、ハクチョウ類にとっての宮城県の重要性を見ていきます。

「オオハクチョウの渡りと越冬生態」 嶋田哲郎
宮城県を代表する冬鳥のひとつであるオオハクチョウについて、衛星追跡によって明らかとなったその渡り経路や重要な中継地、繁殖地について、そしてGPS-TXによって追跡した動きから、 越冬期のオオハクチョウが伊豆沼・内沼でどのように生活しているか、その様子について紹介します。また、都道府県では年1回実施しているガンカモ調査を宮城県では11,1,3月の年3回行っています。その意義についても触れます。

「宮城県と岩手県南部のハクチョウ類2種の個体数と分布」 平泉秀樹
宮城県と岩手県南部の主要なねぐら水域を早朝に巡回してカウントした結果、コハクチョウは宮城県で約1万羽(オオハクチョウは5千羽台)、岩手県南部で約2千羽が記録されました(2017・18年度)。水域別にみると伊豆沼や蕪栗沼はほぼオオハクチョウで鳴瀬川下流はほぼコハクチョウ、他の水域では両種が混在し地域毎に偏りがありました。環境省ガンカモ生息調査によると岩手県ではコハクチョウは稀で、宮城県でもオオハクチョウが1万羽超なのに対してコハクチョウは大規模越冬地が数ヶ所だけで2千〜多くて4千羽程となっていて、かなり種の誤認(オオハクチョウしかいないとの思い込み)があったようですが改善も始まっています。


お問い合わせは、佐藤まで。
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