繁殖を終えたツバメがヨシ原のねぐらに集まり始めています。バードリサーチ事務所のそばの多摩川のヨシ原では、7月末から8月始めにねぐら入りするツバメの数が最大になり、万単位のツバメが乱舞するのを見ることができます。そこで、今年も納涼ツバメ観察会をいたします。1時間ほどのツバメについての講演と、それに続いて、ビール(麦茶)片手にツバメのねぐら入りを眺めます。どちらか片方だけの参加も歓迎です。観察会の方は雨天の場合は中止となります。雨天の場合のお知らせのため、観察会だけ参加希望の方はメールにて、 までおしらせください。

日 時
 研究例会 2014年 8月2日(土)15:00 ~ 16:00
 納涼ツバメ観察会 2014年 8月2日(土)17時過ぎから開始、19時半くらいまで。
  (観察会は雨天の場合は中止)ツバメのピークは18時半くらいから19時くらいまで。

会場・場所
 研究例会 府中市住吉文化センター(京王線中河原駅より徒歩5分) 会議室
 納涼ツバメ観察会 多摩川四谷橋下流左岸(以下は観察会だけに参加する場合の順路です)
   京王線聖蹟桜ヶ丘駅から国立駅行きバスに乗車、あるいはJR国立駅から聖蹟桜ヶ丘行きバスに乗車。
   府中四谷橋北あるいは日野落川バス停で下車、徒歩400m程度バスは1時間に3本程度あります。
   トイレは近くの公園にあります。突然の雨の場合は、四谷橋の下に避難していると思います。
   近くに自動車駐車場はありません。



プログラム(研究例会 15:00 ~ 16:00)

多摩川のツバメの集団ねぐらの現状とヨシ原の保全
       /鉄道駅のツバメの巣ウォッチング2013続報(渡辺仁:都市鳥研究会)


 多摩川のツバメの集団ねぐらについて、その分布や規模、生態的な特性など10年以上にわたって調査を行っています。その間残念ながらいくつもの集団ねぐらが消失しました。その調査結果と消失原因に加え、残った集団ねぐらとヨシ原の保全や復活についての試行錯誤についてもご紹介します。
また、昨年に引き続き、関東の鉄道駅のツバメについて、その後の分析の進捗や追加の調査結果、ネット上での情報収集の試みについてご紹介します。

フン受け人工巣を使ったツバメの保全活動(神山和夫:バードリサーチ)

 ツバメは人が集まる場所に巣を作る習性があるため、糞が落ちることを嫌がられて、巣を落とされてしまう場合があります。そこでツバメと人が仲よく暮らせるように、取り付け簡単な段ボールフン受けの配布や、人工巣を使って巣を作られては困る場所から別の場所へ巣を誘導する実験を行いました。保全活動のようすや、人工巣の作り方、設置方法などをご紹介します。

  
持ち物(ツバメ観察会)
 食べ物、飲み物、双眼鏡、あれば懐中電灯。
 ツバメ観察会は、ご持参いただいた飲み物、食べ物を飲み食いしながら、観察しようと思います。各自飲み物食べ物お持ちください。研究例会に参加される方は、観察会の現地への移動途中でスーパーかコンビニによりますので、そこで一緒に買いましょう。

参加申し込み
 特に必要ありませんが、観察会のみの参加の方は、中止する場合にお知らせできるようにメール にてご連絡いただけると助かります。当日昼までに、このページで告知もいたします。