ブッポウソウは,レッドリストに名を連ねている鳥で,巣箱による保護がすすめられています。巣箱や鉄橋の隙間などに営巣し,やや開けた環境に生息しているものがいる一方で,樹洞に営巣して,大木のある社寺林や森林に生息しているものもいます。保護活動は順調に進んでいるようですが,全国的な分布や生息状況は,まだ,まとめられていません。この調査・研究プランでは,全国から情報を収集し,日本全体の生息状況の把握を目指していますが,各地でブッポウソウの保護活動を行なっている方たちとの情報の交換をうたっており,人と人をつなぐネットワークがこの鳥の保護につながっていくのではないでしょうか。
