◯コムケ湖 (こむけこ)
 Komuke-ko

  モニタリングサイト1000 シギ・チドリ類調査 [コアサイト]

サイト位置

北海道紋別市小向~沼の上
北緯44.26 東経143.51

サイト環境

生態系タイプ 海跡湖
環境タイプ 干潟、湖沼、その他(ヨシ原・塩沢地)

保護状況

道指定コムケ鳥獣保護区
重要湿地500(コムケ湖)
Important Bird Area(コムケ湖・シブツナイ湖)

調査代表者

大館和広(1999-   )




調査範囲



シギ・チドリ類

3シーズンの主な構成種-コムケ湖

     
春の渡り期(4・5月) 秋の渡り期(8・9月) 越冬期(12・2月)
Total 4841.3 Total 1173.3 Total 1.3
1 アカエリヒレアシシギ 3376.7 トウネン 455.9 ハマシギ 1.1
2 トウネン 1219.9 アカエリヒレアシシギ 269.4 ダイゼン 0.1
3 ハマシギ 121.9 チュウシャクシギ 106.7 ウズラシギ・シロチドリ0.1
4 キアシシギ 57.1 メダイチドリ 39.9
5 メダイチドリ 11.7 オグロシギ 38.9
 ※2000年からの年平均個体数(羽):調査のない年は除く

3シーズンの最大観察数合計のトレンド


 ※2000年から2018年まで
 ※サイトにおける各種の最大観察数(羽)を合計

サイト概要

コムケ湖は、北海道紋別市に位置する汽水湖で、オホーツク海と狭い砂州によって隔てられた海跡湖(潟湖)です。湖は3つの湖盆が水路で繋がる独特の形状をもち、面積は約4.84~5.81 km²、最大水深は3.8~5.3 mと浅いのが特徴です。流入する主な河川はオンネコムケナイ川と秋平川、海とは1977年に設けられた人工の永続湖口でつながっています。湖岸には広い干潟とヨシ原が広がり、特に秋にはアッケシソウ(サンゴ草)の赤い群落が真っ赤な絨毯のように広がる景観が見られます。年間170~180種の野鳥が飛来し、渡り鳥の中継地として重要で、バードウォッチングの名所ともなっています 。湖内では、生産性の高い汽水環境を活かした牡蠣やしじみ、ホタテなどの漁業養殖も盛んで、地域経済との結びつきも強い湖です。

課題

・海岸浸食による護岸代の悪影響 ・湖内環境変化がまるで把握(調査)されていない。近年水草が異常に繁茂している感がある。

サイトPhoto

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