季節前線ウォッチ

季節前線ウォッチ-鳥の初認と初鳴き調査-


季節前線ウォッチ

かわってきた渡り鳥の生活


温暖化の防止に向けて京都議定書が発効しました。温暖化というと、南極の氷がとけるとか、熱帯雨林の伐採とかちょっと遠いところのことのように感じてしまうところもありますが身近な鳥にもその影響が出ている可能性があります。コムクドリ小池さんと樋口さんが2002年に発表した論文(Ibis 144: 150-152)によると、新潟のコムクドリの繁殖開始時期が、早くなり、卵の数も多くなっていてその原因として温暖化が考えられるそうです。イギリスでの研究でも多くの鳥たちで同様の傾向が見られています(Nature 399: 423-424)。逆に、東京で私が見ている範囲では、渡りの途中に公園に立ち寄るセンダイムシクイの飛来時期が1990年代前半は4月中旬に多かったのが、最近は4月下旬から5月上旬と遅くなっているように感じます。鳥たちの生活に何がおきているのでしょうか?



鳥たちの飛来状況を調べてみよう


上では春の話をしましたが、秋になり冬鳥たちがやってくる季節になると、毎年のようにツグミの飛来が今年は遅いなど話題にあがります。けれども、それが、特定の場所でおきていることなのか、それとも全国的な状況なのか、ほとんどわかっていません。また、木の実が山にあるから里におりてこないのか、それとも国外から渡ってきていないのかなど原因についてもほとんどわかっていません。全国の多くの人が協力して情報をあつめて調べてみると、その状況や理由がわかってくるかもしれません。一緒に鳥たちの飛来状況を調べてみませんか?



季節前線ウォッチ調査結果


そこで、鳥の初認と初鳴きの調査「季節前線ウォッチ」をはじめることにしました。鳥に興味を持ったり調査に興味を持ったりするきっかけにもなって欲しいと思いまして、鳥の観察をしたことのない一般の人でもわかる身近で特徴的な鳥たちを対象に選びました。
お送りいただいた情報は、地図上に表示してホームページで見られるようにいたします。ご期待下さい。





データベース開発支援  マイクロソフト NPO支援プログラム